路頭に迷って、美味しくすごそ

アジア料理とビールとハイボールが好きな、22歳女の記録。美味しい小説やエッセーも大好き。

午後2時の海鮮丼とその食べ方

ー海鮮丼に食べ方があったなんて。

午後2時、もう昼食にしては遅すぎる時間。

築地にて、海鮮丼の真実を知る羽目になった。

きっかけはここ最近思うようにいかない事が続いた挙句に起こったショックな出来事のせいで、自分自身があまりに落ち込んだ事にある。

こりゃあ早く立ち直らなあかん。

その為に美味しいものを食べようと決め、これまで気になっていたのに行ったことのない築地へ行こうと決めたのであった。

着いた時間が時間だったので、数あるメニューの中から、炙り海鮮丼を選んだ。

注文してから海鮮丼がくるまでの間に、ふと不安になった。

ー海鮮丼って、まさか食べ方とかないよね?

念のためグーグル先生に聞いてみると、

あった

のである。海鮮丼にも、マナーというやつが。

 

○海鮮丼の食べ方○

1)海鮮丼が到着したら、小皿に醤油をとる。この時注意したいのが、ここにワサビを混ぜない事。

ワサビは溶いてしまうと、その時点で風味が落ちていくのだとか。

2)海鮮丼の刺身を箸でとり、それを小皿の醤油につける。そう、1の小皿の醤油は、丼にかけてはいけないのである。

3)2で醤油につけた刺身をまた丼のご飯の上に戻し、ご飯と一緒に、口へ運ぶ。

4)黙々と食べ進める。ご飯と刺身のなくなるタイミングは同じになるように。

 

以上が、正しい食べ方なんだそう。

食事は美味しくするもの!食べ方なんか自由じゃんけえ!

と思っていたけれど、ここまで細かく決まっていると、いっそ破るのが恥ずかしくなる。

 

炙り丼はというと、ウニが、ウニが美味しかった。

生の臭みがなく、なめらかぁに甘かった。

 

今度もっと早い時間に行く事が出来たら、今度は海鮮丼を食べるんだ。

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